体全体の気の巡りをよくする鍼灸治療

　脈診経絡治療とは施術をする人が患者さまの脈の状態に触れて感じることで、その人の体の中で不調の原因となっている「邪気」と呼ばれるものの所在をはっきりさせ、それを体外に追い出すために行う鍼灸治療のことです。
　体表に存在するツボを使いますが、刺すといっても体に刺すのではなく針先を皮膚面に当てるといった表現の方が正しいかもしれません。
　体に刺さない針ですので痛みが全くありません。
ですから、針が苦手の人にも安心して受けられます。

　今、当院が取り組んでいることはこのハリによっての『脳力開発』です。
体全身の気の流れが良くなることで、脳にも非常によい気が巡り、脳の働きが活発になり
そして、活性化されると考えています。
　鍼灸治療の目的は部分的に調整するのではなく、全体的に調整していくことですので、悪いところは良くなり、元々良いところは更に良くなるということです。　良くなるということは元々無い脳力が身につくのではなく、元々備わっている脳力が、何かの原因により力が最大限に発揮できなくなっている状態を解消することで、脳力を最大限に発揮できるように改善していくことです。　
当然ながら個人差はありますが、人の脳力は無限に存在し、今が全然良くなくても何かのきっかけで
変化していくことは十分に考えられます。